Cookalc(クッカルク)運営者の岡崎です。
第1回の記事でも触れた通り、私のピザ作りの原点は我が家にやってきた「ENROの初代電気ピザ窯」でした。一般的なキッチンのオーブンレンジ(最高250〜300℃)とは異なり、400℃を超える高熱を一気に出せるピザ窯の存在は、家庭ピザの仕上がりを劇的に変えてくれます。
現在、日本の家庭用コンセント(100V)で使える電気ピザ窯は進化を遂げており、サイズ感や用途に応じた選択肢が広がっています。今回は室内で手軽に本格ピザが焼ける注目の家庭用電気ピザ窯を、実用目線で徹底比較します。
ENRO「電気式窯焼マスター」
最高温度: 450℃(予熱約20〜25分)
対応ピザサイズ: 最大32cmまで
特徴: 家庭用100Vコンセントで450℃の本格高温を実現し、約90〜120秒で一気に焼き上げるハイエンドモデルです。
最大の強みは、お店と同じフルサイズ(直径32cm)のナポリピッツァがそのまま焼ける広さにあります。パーティーや家族で大きなピザを豪快に焼きたい人には最高の選択肢です。
ただし、本体サイズがかなり大柄なため、「キッチンの作業台や収納場所に収まるか」という設置スペースの確保が最大の検討ポイントになります。
ENRO「電気式窯焼名人mini」
最高温度: 450℃
対応ピザサイズ: 最大22cmまで
特徴: 「窯焼マスターは魅力的だけど、デカすぎて家に置けない……」と導入を諦めていた人にぴったりのサイズ感です。横幅を抑えたコンパクト設計ながら、マスター同等の最高450℃の超高火力を維持しています。
焼けるサイズは22cm(1人前〜小ぶりなMサイズ程度)に制限されますが、省スペースで置けるだけでなく、毎朝のトーストやグラタンなどを焼くオーブントースターとしても普段使いできるのが大きな利点です。
カラーも精悍な「ブラック」に加え、他のキッチン家電と色合いを揃えやすい「ホワイト」が用意されているため、キッチンのインテリアに自然に馴染みます。
Cuisinart(クイジナート)「ピザオーブン CPZ-120SJ」
最高温度: 400℃
特徴: 純粋な「ピザ専用窯」というよりは、「超高温が出せるオーブンで、本格ピザも焼ける万能調理家電」と言ったほうが実態に合っています。
付属のピザストーンを使えば約400℃でサクッとしたクリスピーピザを焼き上げられます。さらに専用ピールだけでなく深型グリルパンも同梱されており、ローストチキンや塊肉のロースト、野菜のオーブン焼きなど、日々の多彩な料理とピザ作りを1台で両立させたい人に向いています。
フカイ工業「さくさく石窯ピザメーカー(FPM-160など)」
最高温度: 約410℃
特徴: 昔から親しまれている円形両開きタイプの定番ピザメーカー。
セラミックプレートを搭載し、遠赤外線と上下のヒーターで約410℃まで加熱します。
約1万円という圧倒的な導入コストの低さが魅力で、「まずは低予算で、オーブンレンジよりワンランク上の焼きたてピザを楽しんでみたい」というエントリー層に広く支持されています。
ピザ窯選びの決め手と、生地サイズの合わせ方
電気ピザ窯を選ぶ際は、火力はもちろん「置き場所」「焼きたいピザの大きさ」「ピザ以外の普段使いを求めるか」が重要な分岐点になります。
お店サイズの本格ナポリピッツァを焼きたい: ENRO「電気式窯焼マスター」
置き場所をすっきりさせ、トースターとしても日常使いしたい: ENRO「電気式窯焼名人mini」
ピザだけでなくオーブン料理全般を本格化させたい: クイジナート「CPZ-120SJ」
まずは手頃な予算で始めたい: フカイ工業「さくさく石窯ピザメーカー」
使うピザ窯のサイズ(32cmか22cmか)が決まれば、それに合わせて生地1玉あたりの重量(22cmなら約160〜180g、30cm超なら約230〜250gなど)を調整する必要があります。
仕込む枚数や玉の大きさに合わせた粉や水の分量計算には、ぜひCookalcの「ナポリピッツァ生地 計算シミュレーター」を活用してみてください。作りたい玉の重さと枚数を指定するだけで、失敗しない正確な配合グラム数が一瞬で割り出せます。
今回は室内のコンセントで手軽に使える電気式ピザ窯を紹介しましたが、アウトドアで圧倒的な火力を誇るペレット式や、屋外だけでなく室内でも扱いやすいガス式(こちらも非常に魅力的なモデルがあります!)については、また別の記事でじっくり掘り下げていきます。
